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●神田伯山が来る!

急に冷え込みが来ております。

昨夜、工房に泊まり込んだところ、築100年家屋の隙間風だらけの夜の冷え込みにやられました。

ストーブを出して、灯油も買いに行かねばならん季節にあっという間になっていた様です。

最近は、秋の良い季節が短くて、極端に変わり目がやって来るので、身体がついていきません。緩やかな四季はもう戻って来ないんでしょうか。


今回は全く鞄に関係無い内容です。

接着剤を乾かす間の呟きというかボヤきです。


先日、工房のポストに市報が入っておりまして、表紙になんと「神田伯山独演会」の文字が!

こんな田舎に、しかも、歩いて10分の場所で独演会が!

大声で、「きゃっほう♫」と叫んでおりました。


数年前からスタートした「問わず語りの神田松之丞」というTBSのラジオが好きで、ずーっと聴いたんですが。

この人、本当に愚痴が多いし、平然と悪口言うし、えげつなくヘンコな人だなあという印象でした。ところが、ある時、YouTubeで講談を聞いたところ、この人はむちゃくちゃ凄い!と認識を改めまして。


その後、東京イベントの際や関西での公演のチケットを取ろうと思ってチャレンジをしていたんですが、「日本一チケットが取れない講談師」の異名を取る通り、取れないし、タイミング合わないしで、お目に掛かる事なく来たあの講談師が、こんな田舎に来てくれるというだけで、テンションはマックスです。

更年期のモヤモヤも一瞬にしてぶっ飛んだ次第です。


確実にチケットをゲットすべく、鼻息荒くサイトを眺めている内に、頭の中でざわつきが起こりました。

「この日、イベント出展で神戸に出ている…」マジか、誰か嘘だと言うてくれ。浮かれた魂が一瞬で死に絶えました。


ひとしきり落ち込んだ後、発売日に2枚のチケットを購入しました。

ともあれ、地元でこんな凄い講談を聞ける機会はそうは無いので、両親にプレゼントする事にしました。本当に滅多にしない久々の親孝行です。

「私の分まで、ほんまにしっかり聞いて来てや!」と母に言うと、「あー、はいはい」と軽くいなされました。テンションの差は仕方が無いです。


地元名張の藤堂高吉(藤堂高虎の養子)さんの話なんかもしてくれるかなぁ?とか、色々と妄想は広がりますが、私は見れない、聞けないという事で、歯軋りをするばかりという話でした。

来年も来てくれたら良いなあと思いつつ、とりあえず作業に戻ります。




行きたかった!生で聞きたかった!会いたかったぜ、神田伯山氏!



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