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● 大丸神戸店さまでの「日本のものあわせ」が終了いたしました

10/28(水)〜11/3(火)の期間で、大丸神戸店さまにて開催されておりました、「日本のものあわせ」が無事に終了致しました。


初日から、初めてのお客様がお越し下さったり、顧客様がお越し下さったりと慌ただしく嬉しい神戸イベントのスタートでした。

その後は、ゆったりまったりとした6日間でしたが、その間にも、10年ぶりくらいでお会い出来たお客様がいらっしゃったり、かつて中崎町のギャラリーにお越し下さっていたお客様が立ち寄って下さったり、長いお付き合いのお客様がお越し下さったり。

素敵なお店のオーナーさんがお越し下さったり、何度も足を運んで鞄を見に来て下さるお客様がいらっしゃったりと、新しいお客様とのご縁も出来て、やっぱり嬉しい一週間を過ごさせて頂きました。


今回は、多くのお客様が、かつてのヤズドの子供たちを持参して下さいました。約10年前くらいに製作していた鞄を見て、可愛い鞄も作れてたのねと思ったり、深い革色に変化したスマホケースを見て、やっぱり革は良いなあと思ったり、ガンガンとお使い頂いてる鞄を見て、ご愛用下さっていて嬉しいなあと思ったり、お客様とのご縁の時間の有り難さと、自分が通ってきた時間の長さを改めて感じた次第です。


改めまして、この一週間の間にヤズドのブースにお越しくださいました皆様、本当に有難うございました。ヤズドの子供たちが、皆様の良き相棒となってくれることを願っております。そして、ご注文を下さいましたお客様におかれましては、暫くお時間を頂きますが、しっかりとお作りさせて頂きますので、今しばらくお待ちくださいませ。


ひとつお詫びを。

普段は、ひとりで工房にこもっているので、殆ど人と喋らない環境におります。時々、宅急便の方や、ご近所のおじさんおばさんとお喋りする程度でしょうか。

時に庭にやってくる野良猫やラジオに向かって独り言を言う始末ですので、イベント初日などは、舌が回らず、声も出てないので、やや怪しげな人になっているかと思います。

ですが、約7年間、大阪の濃い地域で接客業をしていたことも有り、話し出すとうっかり喋り過ぎる事も有りまして、「よく喋るねえ」と突っ込まれる事もしばしばです。

楽しんで頂けていれば良いのですが、時に失礼な事も言ってる可能性も多々有りますので、不快に思われた方は、本当に申し訳ありません。

大概いい歳の大人なので、来年からは、落ち着いたお喋りの出来る大人になりたいと反省をしつつ思っております。


今回のイベントで、年内の出店は終了致しました。

ここからは、工房にこもって、お待ち頂いているご注文商品の製作と、修理に取り掛からせて頂きます。用事が無い限りは、ほぼ工房に詰めて居りますので、何かご質問の有る方、商品の修理ご希望の有る方は、どうぞ遠慮なくお伝え下さい。



ここらは余談です。

今回の神戸も宿泊をさせて頂きました。

コロナの事が有りますので、極力、自粛モードでは有るのですが、用心をしつつ、こうした機会にしか行けない所に立ち寄らせて頂きました。


ひとつは、長年のお客様でもあるガラス作家さんに教えて頂いた、美味しい日本酒とおばんざいのお店「ぼでが」さん。三宮のビルの2階にそっとたたずむお店です。

女性オーナーさんが、自ら蔵元をまわって、「これ!」と思った日本酒を仕入れていらっしゃって、そのお酒に合うおばんざいを出して下さるのですが、まあ、どちらも美味しいのです。ご常連の方が多いのですが、温かく迎えて頂きまして、美味しいお酒と優しいお味のおばんざいに幸せな気持ちで宿に帰りつきました。

普段は、殆ど外食をしないので、イベント出張の際に、ひとりでも立ち寄れるお店をひとつづつ増やしていくのが、今の楽しみです。


もうひとつは、映画です。

住んでる地域に映画館が無く、特にミニシアター系の映画は、大阪に出なくては観れないのですが。大丸神戸店さんと宿の途中に「シネリーブル神戸」が有ってくれまして、しかも、観たかった映画の上映時間が閉店後にピッタリだったのです。

「博士と狂人」、観ることが出来ました。

オックスフォード大学の辞書編纂のお話なのですが、主役がメルギブソンとショーン・ペンというだけで大概な濃さ。人間ドラマも実に濃いお話でした。

ショーン・ペンは、やっぱり凄い役者です。良い映画でした。


このコロナ禍に有って、こんな風に色んな場所に行って、色んな所に立ち寄れて、美味しいものを頂ける事は、本当に有り難い事だと思います。好きな事を仕事にして、お金を頂く事が出来ている事自体、本当に幸運だと思います。

世の中は、コロナの感染者数も増加しつつ有り、これまで踏ん張って来られたお店や色んな施設も、また厳しい状況になってしまいかねません。

色々と先の見えない状況ではありますが、今の私に出来る事は、鞄や小物を作って皆様にお届けして行くことです。本当に小さな小さな経済活動だとは思います。

ですが、小さく回す事でも生まれるお金をまた別の場所で活かして行けるように、また明日からコツコツと作り続けようと思います。

戻って直ぐに作業に入りたかったのですが、地元の急激な寒さに身体も頭も追い付かず、片付けと工房の冬支度に費やした三日間でした。

動きが鈍ってしまった手と頭を復活させる為、以前にお客さまから送って頂いていたペーパークラフトの雨蛙くん製作に没頭。良いリハビリとなりました。


石油ストーブを出して、灯油を手に入れたので、ここからはもう無敵です。温暖化の事を思うと、ちょっと控えめの使用体制で行こうと思ってますが。さて、明日から、また、こつこつと製作に励みます。





神戸からの搬出の途中で立ち寄って、うっかり2時間寝込んでしまった香芝SAの駐車場。寒さで起きて、ラーメンで暖を取りました。


約10年前にご購入下さった鞄。チェコ軍のブランケット&イタリア軍麻袋生地の「フロントポケットトート」。今と違って女子要素が入っております。良い感じになってくれてます。


最初は明るいグリーンだった総手縫いのスマホケース。約5年経って、とっても深くて綺麗なグリーンに。鞄とケースは同じ革です。灯りの具合で分かりにくいですが、良い感じに育ってくれております。


少し前にお客様から送って頂いていたペーパークラフトの雨蛙くん。ようやく製作出来ました。可愛いです!そして、この子のパターン、凄かったです。


映画「博士と狂人」。どっちが狂人?と思う二人の凄い俳優さん。辞書編纂をテーマにした映画ですが、人間ドラマの深さも、とても良かったです。




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