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●床の完成

先週、新工房の床の杉板貼り作業が完了したので、昨日、床の保護剤の油キヌカ(米ぬか由来)を塗りに新工房に行ってきました。

杉板などの無垢材は、そのままにしておくと表面がささくれてしまったりするので、この油を塗っておくと、表面が落ち着く、保護剤になる、木目が綺麗に見える、後々の杉板の経年変化が美しいなど、様々な利点があるそうです。

大工さんに教わったこのお勧めの油を引っ越し作業前に塗ってきた次第です。



約32畳分の油塗り作業は、思った以上に時間が掛かりまして、昼過ぎから作業に掛かったのですが、夜7時過ぎになっても終わらず。

途中、8時から移住先の自治会の会合に出席した後、また工房に戻り、10時頃から塗り作業を再開して、結局は、夜11時過ぎまで掛かって、ようやく終了しました。

寒い中、只ひたすら、布にしみこませた油を無心で塗る作業。

ちょっとした修行の様でした。



新しい工房場所は、山になるので今の住まいより3度ほど気温が低く、夜には車の窓に直ぐに霜が付く位です。

たいそう疲れた状態で庭に出て空を見上げた所、星がきらっきらに光っておりました。

街灯も何もない状況で、さらに外気が美しい中での星の綺麗さ。

寒さも疲れもふっとんで、「わおー」と呟いておりました。


油が完全に乾くまではひと月掛かるようなので、一先ず、放置。

ここから暫くは、新工房作業は一旦ストップです。




32畳分の杉板床へのキヌカ塗り完成。改めて広いです。

こちらのお家は長く引き継いでこられた昔ながらの建具と欄間がとても格好良いので、このまま活かして、少しづつ無国籍な雰囲気を出していきたいと思っています。

まだトラが奥に居ます。「がおー」と見る度に言うてしまいます。

このトラ屏風は、枠に良い木材を使っているので、枠を活かして好きな古布などを使って作り直したいと思っています。



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