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⚫︎ 10月に個展を開催します

更新日:9月20日

9月も10日です。

まだまだ暑い日々ですが、皆さまお変わり有りませんでしょうか?


8月は怒涛の1ヶ月で有りまして、工房の下水配管工事が、ほぼひと月に渡り入っていて、庭やらトイレまわり、裏庭から農道にかけて、諸々の箇所が荒れ放題だったのですが、そんな状況とこの暑さにもかかわらず、お客さま方が越し下さるという有り難い月でした。

家周辺諸々が荒れている中、色んな場所からお越し下さいました皆さま、本当にありがとうございます。


そんな怒涛の8月でしたが、私自身は夏バテする事も無く過ごしておりました。

冷房を使わない生活、庭の畑で出来る野菜を食べるシンプル&質素な食生活、毎朝のラジオ体操が身体に合っているのか?ここ数年崩れがちだった自律神経の機能も安定してくれておりまして、草刈りやら畑の手入れをしつつ、ただ黙々と鞄を作っておりました。

オーダー製作やサンプル製作も有りましたが、個展準備に掛かっております。


そうです、10月に久々に個展を開催致します。

場所は大阪九条の『apina』さんです。2年ぶり2度目の開催となります。

昨年はイベント出張を一切しなかったので、久々の展示会となる為、ハラハラもしてはいるのですが。何を作って行こうかなあ〜♪という楽しい気持ちが強いです。作る時はこれが一番大事です。

新作もちらほら、一点モノの素材を使ったレアな鞄たちの準備もしています。

今まで集めていた貴重な素材も使います。

今日は、朝から生地の洗いでコインランドリーに出掛けて来ました。

デカい洗濯機はパワフルでありがたいですね。

素材の乾き待ち時間に、このブログを書いております。

「アトリエヤズドの鞄たちvol.2」という事で、自分が今使いたい、作ってみたいと思う鞄たちがメインの個展になるかと思います。


『apina 』さんは、とても落ち着く素敵な場所で有りまして、ギャラリーさんというと、敷居が高く感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、心配ご無用です。

私自身が一週間、本当にまったりとリラックスして過ごさせて頂けて、お客さまとゆっくりお話させて頂ける場所です。

オーナーの松本さんが凄く良い空気を作って下さるおかげです。

大阪の街の賑やかさからはほんの少し離れているだけで、こんなホッと出来る空間が有るんだなあと、毎度ありがたく感じます。どうぞゆっくり遊びにお越し下さい。


そして、今回も、『Hitsuji-Do』の朝田さんに限定のお菓子を作って頂きます。

中崎町のギャラリースペースを運営されていた朝田さん。

そこで何度も展示会をさせて頂きました。

朝田さんの作るお菓子やお料理は、本当に独創的で、とても美味しいのです。

いつか展示会でお料理をご披露して頂きたい所です。

まだ暑さが残る時期でも有りますので、日もちなどの観点から、今回も焼き菓子の詰め合わせとなりそうです。どうぞ楽しみにお待ち下さい。私自身、楽しみに待っております♪



「アトリエヤズドの鞄たちvol.2」

10/13(月)〜10/19(日)

12:00〜19:00

※期間中休み無し 終日在廊いたします

『apina』

大阪市西区九条南2-16-36

★Hitsuji-Doさんのお菓子販売がございます



ここからは余談です。

8月のヤズド工房はインフラ整備に明け暮れておりました。

月初にスタートした下水配管工事が思わぬ事態となり、最終的に旧配管の発掘調査になっていくという過程を経て、移住して以来、ずーっと懸念事項だった単独浄化槽の撤廃、そして、合併浄化槽に全ての汚水配管が繋がるという、田舎住まいの方にさえも共感して頂きにくい喜びをひとり噛みしめております。やっと下水ゼロ地点に立てたって話です。

2週間くらいで終わる予定のこの工事に約ひと月かかっておりました。


そして、その配管工事の最中、石組みの井戸が陥没してしている事が発覚!

井戸周辺の地盤が緩んでいて空洞が出来ている為、井戸周辺の石組みが沈んでしまってるとの事。「なんや傾いてるなあ〜」位ののりで見てたんですが、土建屋さんの目がキラリと光って、それを指摘して下さいました。で、そこから、地盤固めと井戸の石組み持ち上げ工事がスタート。


そうこうしている最中に、洗濯機が壊れる。洗えるが脱水が出来ない…まじか。いやいや、ただでさえ、工期が遅れてプラスの工事入って、工事費用のアップが目に見えている時にどういう事やー!と怒るよりは悲しみに暮れました。


なにせ、諸々色々落ち着かない。

8月の最終週、気持ちを振り切る為に、秋にやるつもりだった、玄関内の壁を漆喰で塗って明るくする作業を始めてしまったのです。

引越しの際に、漆喰塗りセットを購入していて、ずーっと蔵で眠らせていたんですが、今年、玄関扉を作って頂くにあたり、扉のガラス面が少なくなる懸念も有って、個展後に白く明るくするつもりでした。

ですが、このモヤモヤをどうにか晴らしたい!このままの気持ちでは鞄に良い気が入らん!と思い立ったわけです。まあ計画性の無いこと無いこと。


元の壁は繊維壁という、壁材料に繊維を混ぜて塗るという技法で作られていまして、この上から漆喰が塗れると踏んで、プライマー(アクドメ液)を塗っての翌朝。

見ると壁から毛が出ている…。ラメ繊維の赤い毛が、壁からズモーっと浮き出て来てました。怖い。まじで怖い。

「剥がさんとアカン壁かー!」と固まる前にスクレーパー(削る道具)で剥がしに剥がしました。前夜のうちに、プライマーを使い切っていたので、ゼーゼー言いながら、プライマーをコーナンまで買いに走る。

しかし、下から出て来た土壁がまあ手強い。凹凸だらけでポロポロと土が落ちる。

そこで、プライマーを3回塗りました。これでやっと土壁を固定。

しかし、土壁の凹凸と溝を平らに埋めてあげないと漆喰がガタガタになるので、固めに溶いたアンダーコート剤(下地材)で溝埋めをしてから、更に通常仕様のアンダーコートを2度塗り。


さあ、今日から漆喰塗り本番やで!と意気込んで、2度塗り出来る量の漆喰を水で練って作り置きして、いざ塗りに掛かってみたら、漆喰のテクスチャーに困惑。

繊維とふのりが入っているので、もちもち&モタモタ。

フルーチェに濡れた和紙が入っている様な〜って感じ、どうにも伝わりませんよね。

それをコテに取って塗ろうとするんですが、まあコテ板から滑り落ちる漆喰。コテを上手く操れないし、上手く塗れない漆喰。夏なので、早く乾いていく漆喰。2度塗り出来なかった漆喰。

そういう事で、漆喰と仲良くなる事が出来ぬまま、漆喰一度塗りで終了しました。

乾いた漆喰面には、新たに漆喰が塗れないんですね、剥離するんです。知らなかった。

以前使った漆喰は「うまくぬれーる」というどんな素人でも使えるとっても塗りやすい漆喰で、すいすい塗れたんです。今回は、プロ仕様の漆喰だったので、つめが甘かったですね。

でも良い勉強になりました。今度はもっと上手く塗るぜ!と意気込んでます。なにせ、沢山残ってるんで。

という事で長くなりましたが、8月のヤズド奮闘記でした。

漆喰塗りの玄関内は、爽やかでとても気に入っております。



フロントポケットトートバッグのリュックバージョン、遂に出来ました!かっこいいです!

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後ろ姿。背負い心地も良いです!

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家の中に納まるミニショベルカー。レアな光景なのでパチリ。

下水配管工事が途中から発掘調査になり、出動して来たメカです。

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新しい玄関扉をお迎えするのにさきがけて、暗い繊維壁の玄関壁を剥がしていきます。

マスキング大事です!天井まで3m有るので、デカい脚立2台を土建屋さんが貸してくださいました。

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ハギ落とされた繊維壁。

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出て来た土壁。凹凸が激しいので、漆喰を塗る前に下地で整えます。

ここからの工程が険しかったです。

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漆喰塗り終わりました!失敗しましたが(笑)けど明るい玄関をゲットしました!

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最近とれてる野菜たち。ご馳走さまです!

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