⚫︎ 新しい玄関扉がつきました
- atelier-yazd

- 1 日前
- 読了時間: 3分
本日、工房の玄関に新しい扉がつきました。
素敵な木の扉です。いやもう感無量です。
元々は、アルミサッシのガラス戸だった玄関扉。
古い日本家屋には、ピッタリでしたが、鞄屋のイメージは無く、良くも悪くも普通の扉でした。
こちらの家に移って来た時から、「これはお客さまを迎える扉じゃ無い!」と、『山本工房』の伸さんから散々言われて来ておりました。
いや知っているけど扉を新調するには元手が掛かるでしょうよ!と、聞いて聞かぬふりをしてきたのです。
それが今年、唯一残していた積み立て金を解約して活かそうではないか!と思い立ち、オーダーをお願いしたのです。
デザインを話し合って、計測をして、玄関間口の経年の歪みを考慮したパーツ試作を繰り返して頂いて、扉の材に屋号をレーザーで焼き入れて…と数限りない工程を経て、遂に今日の設置日を迎えました。
築50年以上の家はあらゆる所に歪みが有るので、微調整で削っていく箇所が多いのだろうなぁと思っていた所、数ヶ所は削ってはりましたが、思いの外、スムーズに設置完了。
わー!格好良い!
本当にただ嬉しいだけの声が出てしまいました。
動きがとてもスムーズで、手に触れる感じがとても優しい。
寒い季節でも、扉から温かさを感じる事が出来る柔らかさが有る。
木の素材の魅力ですよね。
しみじみと、扉を愛でました。
夜になって、外から眺めると、灯りに照らされる感じが、またとても良くて。
私自身が、とても気に入ったモノを玄関扉に据えることが出来た嬉しさは勿論ですが、お越し下さるお客さまにとっても、見た目にワクワクとして頂けて、触れて優しい扉が出来た事が一番嬉しい事でした。
普段、贅沢とは無縁の暮らしをしている私にとって、今回の玄関扉は、とても贅沢なモノでは有ります。
ですが、見ていて幸せな気分になれるモノが玄関を守ってくれている事は何より嬉しく、宝物を手に入れた気持ちになっております。
後悔無し。
今月が誕生日月の私には、自分への最高のプレゼントになりました。
請求書が届くまで、ドキドキは止まりませんし、将来の貯蓄は無くなりましたが(笑)
『山本工房』の伸さん、本当にありがとうございました。
『山本工房』さん(イガピザ) インスタアドレス→https://www.instagram.com/igapizza_iga?igsh=MTQyMXBydm81M2lrZQ==
夜になってから眺めた新しい扉。
扉に合うだろうと探した丸い船舶照明も一緒にデビューです。

昼間の玄関。なんと、外から鍵が掛けられます!
当たり前が当たり前じゃないのが古い家です。

取り付け作業風景です。扉の枠を設置する作業です。

丸枠にこちらの家で使っていた古いガラスをカットして、使って貰っています。波板模様がとても良いんです。

昔の扉です。これはこれで味が有りました。
長年、玄関を守ってくれてありがとうございました。





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