朝晩は、まだまだ冷えこむ伊賀の里山ですが、昼間はやはり暖かくなって来ておりまして、地熱も上がっている様で、庭や畑に雑草が凄い勢いで増えて来ております。

昨年作った「菌ちゃん農法」の畑の畝が出来上がっているタイミングでしたので、先日、大根と人参の種の植え付けをして、その周辺にコンパニオンプランツ(お互いの特性で病虫害を防ぐ事が出来る植物)の葉物野菜の種を植え付けしてみました。

どうなる事やら未知数ですが、とりあえずは種が芽吹いてくれると嬉しいです。

ついでにブロッコリーとトマトの育苗、じゃがいもの種芋の芽出しをスタートしております。畑作業と土を作る作業は鞄作りに通じるものが有って、実に面白いです。

畑の話ばっかりして鞄作りはどないなっとんねん？と問われそうですが、勿論、鞄作りもやっております。鞄作りは私の血肉になってる時間ですので、やっていないと気持ちの座りが悪いのです。

今回は、お客様のご要望が有りました、袈裟ショルダーバッグ(布ベルトタイプ)の一番大きなサイズのサンプルを10年ぶりくらいで製作しました。

SサイズとMサイズのご要望が多いので、Lサイズサンプルを作るのを随分と怠っておりました。いけませんね。

革ベルトバージョンのLサイズは、時々製作していたのですが、布ベルトバージョンの大きなタイプは、本当に久々でしたので、かなり新鮮な気持ちでお作り出来ました。

大容量の鞄なのですが、肩ベルトが幅広ですので、荷物を沢山入れて重くなっても、肩への負担が少ないのがこの鞄の良い所です。

赤ちゃんを抱っこするスリングみたいなイメージの鞄だと思って下さい。

そして、メイン素材のイギリス製オイルドコットン生地が、柔らかで身体に沿ってくれますので、身体あたりがとてもソフトなのも魅力のひとつです。

摩擦が多い箇所には、ヌメ馬革をあてていますので、生地が擦り切れる懸念も少ないです。

いつもの様に、色んな場所にポケットが付いておりまして、何処に何を入れようか？と楽しんで頂けると嬉しいです。

容量としては、旅行一泊分の荷物がしっかりと入るくらいで、荷物が少なくて、くしゃくしゃっとしたフォルムで持って頂くのも良い感じです。

こちらの鞄は、オーダーにてご注文をお受けしておりますので、ご興味のある方、ご質問等のある方は、どうぞ遠慮無くお伝え下さいませ。

生地色は、写真の3色の他にベージュもございます。

鞄と畑作りをしつつ、念願の展示用棚をようやく製作する事が出来たので、これがとても嬉しかったので、記念に記しておきます。

今の工房に移住する際に、材料棚を自作する予定で輸入材の2×4木材を購入してサイズカットをしていたのですが。

私が作る材料棚では心許ない！という、意見を投げ付けられる事となり、材料棚は、国産の赤松材にて、山本工房の伸さんが素晴らしい棚を作ってくれたので、材料棚用に購入していた2×4木材が3年間、空き部屋でずーっと寝かされていたのです。

いつかこの木材を活かしたいと思いつつ、やっと重い腰を上げる事が出来ました。

既にカット処理している長さを活かしつつ、その他のカット数は最小限に留めて、作れる棚を模索して、電ノコとサンダー、電気ドリルを駆使しての製作。

既にねじれが出ていた木材も有って、足で突っ張りながらビス留めを行ったりしつつ、ようやく完成。いやもう感無量です。

素人DIYですので、完璧さなんてございません。ですが、材料を余す事なく使い切った事が先ず嬉しいのと、ようやくちゃんとした展示棚が出来た事が何より嬉しかった私です。

今日、鞄たちを展示してみたんですが、なかなかに良い感じです。

良かったら見てやって下さい。

出来上がった展示棚です。

正面。

左から。

展示&販売スペース。

袈裟ショルダーバッグ(布ベルトタイプ)Lサイズです。

イギリス製オイルドコットンのブラウン色です。深い赤茶が良い色合いです。

背面です。

底面。サイドには擦れ防止にポルトガル製ヌメ馬革を付けています。

ショルダーベルト内にスラッシュポケット有りです。スマホが入ります。

左右に付いてるポケットです。

前面のホック付きポケット。

背面のポケットには、ミニポケットとキー留めのナスカン金具付き。

内装側前面には、大きな貼りポケット。

内装側背面には、大きなファスナーポケット。

口元はセンター開きのファスナー仕様。

うちではお馴染みの朝日ファスナー「A -zip」金属ファスナーです。

袈裟ショルダーバッグ(布ベルトタイプ)。

左からSサイズ¥74,000、Mサイズ¥80,000、Lサイズ¥90,000(全て税込)

縁側での自然光写真だとやや違う色味に見えますが、こちらの色味が実際に近いです。

南山城村の素敵なお二人がモデルになってくれました♪ありがとうございます！