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⚫︎ 8月に入りました

あっという間に8月です。

酷暑の毎日ですが、皆さま、無事に過ごしていらっしゃいますか。

毎度言うてますが、時間の経つのが早過ぎて、頭や気持ちがついて行って無いんですが、51歳の中年の感覚とは大体こんなもんなんでしょう。


7月を振り返りますと、毎週のように、お客さま方や作り手の方々をお迎えしておりました。まだ梅雨時期の蒸している頃、そして、暑い最中、ヤズド工房までお越し下さいました皆さまには、本当に感謝、感謝です。整えきっていない工房と庭でしたが、遊びに来て下さって本当にありがとうございました。

工房にいながらにして、色々なお話のやり取りが出来たり、様々な面白い情報などをお聞き出来ました。本当にありがたく嬉しいなあとしみじみと思って過ごしていた塩田です。



そして、「洗える鞄」を先月半ばに製作していたのですが、バタバタしていてご案内が遅くなってしまいました。ご来訪のお客さま方にパタパタっとご購入頂いたりで、麻生地バージョンは、只今、一型2点になっております。

★現物品は完売致しました。ありがとうございます。


写真を撮ったのですが、何度頑張っても色合いが実際のものとちょっと違って写っております。本来はもう少し黄色みが入っている生地なのですが、写真ではやや青色みが強く出ている感じです。白色蛍光灯の下で撮っているせいかもしれません、大変申し訳無いです。


●本体生地は日本製のヘリンボーン織の厚織リネン生地です。

リネン、いわゆる亜麻100%の生地です。

染色をしていない生機(キバタ)生地に洗いをかけてから鞄に仕立てていますので縮みは出ません。

岡山の古い織機で織られた生地で、しっかりと目が詰まっており、丈夫さも有りつつ、ヘリンボーン織なので、麻独特の柔らかさとしなやかさが少し上品さも有りつつ良い感じで出ております。

へリンボーン柄をタテ柄とヨコ柄を組み替えてテレコで使用していますので、動きの有る表情になっています。

麻生地特有のネップが所々に出ておりますが、そこは生地の特徴と味わいとしてご理解下さい。ネップが気になる場合には、針など先の尖ったものでつついて押し込んで頂くと目立ちにくくなります。

今回はサイドマチの上方に7060ホックを付けていますのでフォルムの変化が楽しめます。

★以前、ご購入下さったお客様でホック付けをご希望の場合には遠慮なくご連絡ください


●ハンドルは、フランス軍のデッドストックの麻テープです。三つ折りにしてステッチで縫い押さえていますので、細幅ですが強度はしっかりとございます。


●内装は、「グランジ64クロス」という綿60%・ナイロン40%の混紡生地を塩縮加工してぎゅっと目を詰まらせた軽くて丈夫な生地を使用しています。

色は赤を使用しておりますが、洗っても色落ちはありません。


●使用ホックとカシメは全て真鍮生地製です。


●ハンドル留め革と肩当革は、クードゥー革(クロム革)の赤茶色です。

こちらは、取り外しが出来ますので、洗濯の際には必ず取り外して下さい。


●重さ 約780㌘


●価格¥35,000(税込)


こちらの生地は、手持ち在庫がまだ少しだけ残っていますのであと2点ほどは製作出来るかと思います。

お取り置きをご希望のお客様、質問等が有りましたら、メールにてご連絡くださいませ。

お返事が遅れることが有るかもしれませんが必ずお返事致しますのでお待ち下さいませ。

★現物品は完売致しました。ありがとうございます。


★メールアドレス atelieryazd@gmail.com



「洗える鞄」麻へリンボーンタイプ。やや青っぽく映っております。

サイドマチのホックを留めているフォルムです。

ホックを外したところ。

内装は、グランジ64クロスの赤。内側にホック付きの大きなポケット有り。

底マチにも同じ生地での補強内装有り。ネームはインクをアイロンで定着させるタイプで自作しております。インクが滲む事はありませんが、洗う度、色が薄くなる事はございます。

表胴の前に大きなポケット有り。その内側にグランジ64クロスの貼ポケット有り。

ハンドルはフランス軍デッドストック麻テープ。三つ折りにしてステッチで縫い押さえております。ハンドル留めと肩当にクードゥー革使用。こちらを外して洗濯OKの鞄です。

こういう感じにプチッと糸のかたまりみたいなのをネップといいます。麻に特有のものなので、そのままで大丈夫なのですが、気になる場合には、針や目打ちなど、先の尖ったものでつついて押し込んであげて下さい。

大きさ感をお伝えする為、お客さまのご要望で私が持って鏡越しにパチリしてみた写真です。ご参考にして頂けると幸いです。ちなみに身長159センチです。

1点、早々に素敵な方の元へ嫁いで行きました♪本当にありがとうございます♪



ここからは余談です。

お客さまをお迎えしている以外の時間は、基本的にオーダー製作やメンテナンス修理、試作の時間をしつつ過ごしているのですが、7月半ばまでは、朝、仕事前の2時間程を庭山と家周辺の草刈りにあてておりました。

15年以上のキャリアを持つ草刈り機3台を駆使しつつ、ワークマンで購入したツナギを着用し、サングラスを掛け、ほっかむりしてブイブイとやってた訳ですが、この暑さです。

腰あたりがやけに熱いなあと思っていたら、草刈り機のモーターが焼けておりました。

支柱とエンジン部分のジョイント部分が外れている。配線が溶けて諸々作動せず。

なにせご老体の草刈り機たちなので、夏は小一時間ほどで休憩させねばと思ってたんですが、夢中になって忘れておりました。ごめんなさい、クボタ草刈り機。

丁度、そのタイミングで私本人も軽く熱中症をやってしまってたので、必然的に草刈りはここからペースダウン。


そして、このタイミングでお越し下さったお客さまが、九星気学を習得されている方で、今から土用の期間に入るので、土を耕したり草刈りも控えた方が良いとの情報を下さいまして、これ幸いにと、ただいま畑の手入れと草刈りを休んでおります。

恥ずかしながら、土用は丑の日の知識くらいしか無かった私です。

つい先日、水の神様がふと頭に浮かんで井戸の神様に毎朝お礼を言うようになってたんですが(移住して2年経って今更)。土の神さまの事まで気が回っておりませんでした。ですがこのタイミングでそういう事を教えて頂けた事、その他諸々の事も一緒に教えて頂けて、おー!と思える気付きを得られる貴重な時間でした。本当にありがとうございます。

来週から遂に夏の土用が明けますんで、早朝の涼しい時間を使って小一時間だけ草刈りを再開する予定です。なにせ恐ろしいくらいに草ボーボーの家周辺、虫やら鳥やら獣たちが闊歩しておりますんで、お盆に向けてぼちぼちと整えていこうと思います。


最近、この集落で猿の大襲来が起こっております。

南山城村から30匹ほど徒党を組んで伊賀にツアーに出て来ているんだそうです。

以前に捕獲された際にGPSを付けられてるんで、どこから来ているか分かるそうです。

先日、うちの塀の上に10匹ほどのツアー猿が並んで座っていたんですが。

小脇にかぼちゃと子ザルを抱えている猿も居て、こっちを見ても怖がる気配無し。

窓を開けて、「ちょっと待ち!あんたら人が頑張って作った野菜取っていきなや!食べるんやったら最後まで綺麗に食べんかい!」と語るとじーっと話だけ聞いて去って行きました。

何故かわかりませんが、「ちょっと待ち!」と声を掛けると、一応、話を聞くんですよね。

先日の夜、台所に野ネズミがやって来まして、こっちもあっちも「あ!」って、しまった顔をしたんですが。「ちょっと待ち!うちは食べ物外に出して無いから。トタン箱に入れてるから、何も無かったやろ?見て分かったら帰りー!」と語って扉を開けて指さしたらUターンして帰っていったんです。そこからはもう来ない。

最近は、部屋に入って来た蜂に「もう帰りー!」と窓を開けたら帰るようになりました。

外に出るとトンボが頭にとまるようにもなったので、山とちょっとづつ同化して来てるのやもしれません。


という事で、色々ありますが、山で暮らしつつ、お客様もお迎えしつつ、製作も進めつつ、生きております。工房は室温が34℃になったりもするんですが、丘の上で風抜けが良いおかげで、未だにクーラー無しで仕事が出来ています。流石に扇風機は回していますが、冷房が苦手な者としてはこの上なく有難い話です。日本家屋って凄いですね。本当に有難いです。


今、SNSを覗いていましたら、作り手の友人の皆さんが日本橋三越さんにて出展されています。そういえば、去年は私も東京に出張していたなあと思い出しました。

東京や関東のお客様はお元気でしょうかと思い返しております。

「神田お多幸」さんのおでんが食べたいなあと思ったり、銀座「おにわか」さんのお蕎麦がたべたいなあと思ったり。また伺いたい場所です。

今年は本当に酷暑の夏です。

皆さま、どうぞくれぐれもお身体に気を付けて、この暑さをやり過ごせますように。



このヘビみたいなのは何でしょうか?刺繍がいっぱいです。

実はぐるっと巻くとブレスになります。鹿革なので肌にも優しくかぶれにくい。

とある方へのお礼の品の試作品。良い感じに出来たのでモニター使用をしていきます♪

お客様オーダーの「お財布ショルダー」ヌメ鹿革バージョンです。

柔らかさとしなやかさが良い感じです。ご注文、ありがとうございました!

「フラップ長財布」のメンテナンスとレザーストラップ製作をご依頼頂きました。

こちらのMサイズのお財布にもストラップを付ける事が出来ます。5年使用して頂いたお財布は良い色になって味が出ておりました。いつもご愛用頂きありがとうございます!

約20年ぶり位でメンテナンスした「水のCASE」。解体して本体生地に洗いをかけて革パーツと内装を全取り替えして復活です。本体生地は、昔ながらの製法で醤油を作る際に漉す工程で使う袋用の生地で、とても丈夫な生地なんです。そこにデニム生地をのせてミシンステッチを入れています。どっちの素材も健在でした。

菌ちゃん農法の畑、色々枯れたりもしましたが、空心菜、オクラ、ズッキーニ、モロヘイヤが元気です。毎日、畑の野菜を食べて生きてます。ありがたや。

今年、24歳のダイハツ「ネイキッド」名前はちびたのすけ。無事に車検通りました~♪

パレスチナのオリーブオイルです。生活の一部で支援が出来る事は有難いです。クセが無くとても美味しいオイルです。これ以上、中東地域に争いが起こりませんように。どの世界にも穏やかに暮らせる日常が戻りますように。



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