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⚫︎2月になっておりました

気が付けば、2月ももう中盤です。

1月は何処へ行ったのやら?と首を傾げつつ、毎日作業机とミシンに向かっております。

伊賀に移住してから2月頭で、丸2年が経っておりました。

時の経つのは早いものと言いますが、びっくりしております。


先月からオーダー制作と修理作業に明け暮れておりまして、集中し過ぎて昼夜逆転の生活をしては、また徐々に戻っていくという、一番悪いパターンで生きております。

今年はイベント出張を取り止めているので、もう少し余裕を持って仕事が出来るだろうなあ〜なんて考えておりましたが、油断していたら既に余裕無し。

ある程度の時期から、バイトもしなくては〜とも思っていたりしたのですが、有り難い事に、続けてオーダーを頂いたり、修理をお受けしたりで、今はバイトしてる場合じゃねえ!という状況です。

ご依頼頂いているお客さま、本当にありがとうございます。

そしてお待たせをしているお客さま、申し訳ありません。


そんなスケジュールですので、行きたかった革の展示会にうっかり伺い損ねてしまったりもしております。ですが、ちいちゃい隙間を見つけて、好きな作家さんの展示にブイーンと名古屋に伺ったり、材料仕入れで、急遽岐阜に向かったりもしておりました。


今年は、「会いたい人には会いに行く、行きたい場所にはとんで行く」というモットーで、年始から直感で動いております。

そんなモードだからなのか?とても面白いお話が聞けたり、色んなご縁を結んで頂いたりしています。

会いたい人が会いに来てくれたり、嬉しい人からご連絡が入ったりして、忙しい中でも殺伐となる事無く、ニコニコと仕事が出来ています。とても有り難い事です。


とか言いながら、新型を切る時間が、まだ全く取れていないので、そろそろ、そこのエンジンをかけて行きたいところです。

作家さんにご紹介頂いた岐阜の生地屋さんで、面白くてとても素敵な生地をゲットしましたので、「洗える鞄」を形にしたいと思っています。

ガッツリした鞄たちも、作りたいモノが浮かんでいます。

お客様からご希望頂いている商品の素材も見つけに行きたいですし、かなり前にお受けしているフォーマルバッグの型も切りたいところです。

あれやこれや、色々とやりたい事が多過ぎて、思考を巡らし過ぎると、空回りは必死です。

急いては事を仕損じるので、先ずはひと呼吸。

目の前の事をじっくりと見極めて、しっかり取り組んで、徐々に徐々に進みます。

亀の歩みです。

いや、お待たせし過ぎているので、亀よりは、少し早めなければいけません。

確定申告が終われば、気持ちにゆとりが出来るかもしれません。

嗚呼、弱小の個人事業主。一個一個終わらせます。

ネットショップを立ち上げねば。

畑の畝を作らねば。

大きな犬にも触りたい。

うわごとでした。

そう言いながらも、工房にお越し頂くのは大歓迎ですので、どうぞ遠慮無くお伝えください。



ここからは余談の山話です。

今年になってから、これまでちゃんと向き合って無かった庭の山を気分転換の散歩がてら、ぐるぐると歩くようになりました。これはちゃんと草刈りをして、道が出来たからです。

時々、通り道で先住民の狸がこちらを見てたりします。

とんびやカラスも高い木から覗いています。


そんな庭山の上に有る、梅の木の枝に、ウメノキゴケがあまりにも繁殖し過ぎているので、これは木が弱る!と、毎日散歩のついでに必死で取ってあげていたのですが。

コケのせいで木が弱ってるのでは無く、木が弱ってるいるからコケが付いて、繁殖の勢いが増すんだそうです。知らんかった…。

梅の木、何歳なのかは分かりませんが、今年もかなり蕾を付けてくれています。

毎年、梅シロップ作りでこの梅の木の実を頂戴しているので、ご恩返しも含めて、木のメンテナンスをしようと思い立ち、自然の流れを変え過ぎない程度の栄養を土壌にあげていこうと、先ずは根元に枯葉を敷いてあげました。

すると、夜のうちに猪が鼻つらで土ごと掘り起こしてしまい、ボッコリと地面に穴を掘られました。この時期は、ミミズを探して、やたらめったら、穴を掘り上げてくれる猪。

とんだブルトーザー野郎です。

未だに直に見たことは無いんですが、間違いなく、庭山に来ております。


先週、子狸が裏庭の堀に落ちてしまって登れ無くなったのか?溺れ死んでいるのを見つけてしまいました。

夜になると、動物がぎゃーぴー鳴く庭山なのですが、もしかしたら、夜に助けを呼んでたかもしれぬと思うと、申し訳無い気持ちで落ち込みました。

先日の夕方、庭山の散歩道で、ずーっとこちらを見ている親狸が居たんですが、あれは私に何か言いたかったのかもなあと今更ながら思います。

「モフモフ狸、可愛いー!」と、ミーハーに眺めてただけで、気付かずにごめんなさい。

親狸からすると、それどころじゃない気持ちだったと察します。

子狸をそーっと堀からすくいあげて、庭山の狸の巣の近い場所に埋めました。


うっかりと埋めたままにしておくと、猪やら、カラスが、何か食べモノを埋めている!と勘違いして、掘り起こそうとするので、唐辛子を水で溶いたものを撒いて、その上から更に唐辛子を細かく刻んだものを撒いておきました。

次の日の朝、案の定、少し掘られた跡が有りましたが、完全に下までは掘られていませんでした。

去年、うちで作ったかなり強烈な唐辛子(恐らくハバネロ)だったので、鼻先に付いたとしたら、地獄の痛みだったと思います。

子狸ちゃんをゆっくり眠らせてあげておくれ、獣たち。

色々あります、山の暮らしです。

全部ひっくるめて、私にとっては、鞄作りと同様にかけがえのない日常です。

明日からまた、オーダーの製作に入ります。

久々の型なので、ドキドキしますが、それもまた楽しみです。



細かなパーツをミシンで縫っております。

表面パーツ、裏面パーツを縫い終わり、糸始末をして、貼り合わせます。

裏表のパーツをそれぞれ縫ったところ。

貼り合わせてぐるりとステッチで押さえます。その他のパーツたちもミシンで縫って押さえます。

まわりを包丁でカットして、コバ塗り&磨き作業をして「ふらりぶらりさんリュック」のショルダーベルトをクロスに通す為のパーツが出来上がりです!

細かな過程を何段階か経て、それぞれの箇所が仕上がっていきます。

お財布ショルダー、少しリニューアルして、オーダー品を仕上げました。

一番上は既存のモノ。下のおふたつは、新たに型を修正してお作りしました。

本体胴革の口元の高さを少しのばして、フタのかぶりがより深くなる様に修正しましたので、本体の中身が膨らんでも、口元がスッキリ収まるはず!です!

こちらは、グリーンの革がとても綺麗なお財布ショルダーです。

ここからは修理メンテナンス。

ファスナー取り替えで里帰りした「フラップ長財布」です。

本体革以外のパーツを全て取り替え、オイルメンテナンス等を施して、修理完了です。

シックな面持ちでリボーンしております。

この子もファスナー取り替え前の「フラップ長財布」。

修理完了後です。

取り替えパーツが別色で、レゴブロックみたいですが、可愛いく仕上がってくれました!

樹齢不明の梅の木、「梅ちゃん」。

梅ちゃんの枝には梅ゴケびっちり。ちょっとづつ、こそぎ落としてます。



























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