● 色々と師走です
ここ何日か本当に寒くて、頭から足先まで着膨れしております。
油断していたら、今年もやっぱり足指が霜焼けにやられてしまいました。
本日、年内納品だった鞄の出荷と直接のお渡しが出来たので、今、少しだけ一息ついています。
12月もあと少しで終わりますが、今年はいつも以上に怒涛の1ヶ月でした。
前半は、2週に渡って、尊敬&大好きな作家さん達が、泊まりや日帰りでご来訪下さるウィークが続きました。
こちらに移住して来て直ぐにイベント出張が始まるバタバタの毎日でしたので、仕事場と展示スペースと自分の寝床だけは、なんとか作りはしたものの、客間ひとつ整えずにここまで来てしまっていて、泊まって頂くお布団さえ無かった我が家です。
先ずは、2階に客間を作るべく洗濯物干しスペースと化していた大広間を半分に仕切るカーテンを作り、色ハゲしていた木の窓枠にオイルステンを塗り、寒さを遮る窓カーテンを縫い、お布団を実家から運んで貰い、なんとか客室を整えました。
そんな時、2階へ上がる階段にへばりついたままの、恐らくは「階段スベラーズ」的な両面テープ糊の痕跡がうっかりと異常に気になり出し、夜中にサンダーを持ち出してまで、階段の面を削る私。もう完全にアカン人です。
そして、荒れ果て過ぎた庭&庭の山道ぐるりの草を古い草刈機3台を駆使して刈り蹴散らし、挙句の果てには、ずーっと気になっていた、裏庭の高く伸びきっていた古い木々達を伐採しておりました。
師走と誕生日を迎え、色んなことを「リボーン」したい気持ちが爆走した模様です。
そこまでやっても、劇的な変化は見た目では余り分からんのですが、私の中では、今年、やりきれ無かった事に着手出来て、随分とスッキリしました。完全に自己満足ですが。
うちの裏庭の木に冬のご飯を食べにやって来ていた鳥さん達には悪い事したなあと思ったのですが、来年にはまた花も実も付ける事だから許しておくれと、塀の上の百舌鳥どのに謝っておきました。
そして、こんな辺鄙な場所まで、遠路はるばる飛行機や電車を乗り継いで下さったり、長距離を車を走らせて下さったりしつつ、イベントや製作で忙しい中を来て下さった作家さん友人の皆さまには、本当に感謝とありがとうをお伝えしたい。
ホストが不慣れ過ぎて、至らな過ぎのお迎えだったのですが、私自身は、無茶苦茶楽しい時間でした。
凄く面白いお話が聞けたり、色々と考えを削ぎ落とせる大事な時間になったのです。
丁度、私自身が誕生日月だった事も有り、プレゼントにケーキ、お野菜や果物、本当に色々な贈りものを頂戴して、毎日、美味しく頂きながら、有り難さを噛みしめております。
ついこの間も、地元の素敵なパン屋さんから美味しく嬉しい贈り物を頂いて、遅ればせながらのクリスマスを味わっておりました。
今の政治が物凄い勢いで劣化すると同時に、スルスルと戦争が出来る国に向け防衛費に異常にお金を使おうとしている流れ、ラジオから聴こえて来る酷いニュースで、仕事をしつつも、憤りと情けなさを感じ、新しい物を作り出す気力が落ちていたところでした。
ちゃんと割り切って仕事をせねばいけないのでしょうが、今年の岸田政権の決定事項は余りにも酷すぎたのです。
そんな時に、作り手の皆さんが来て下さって、色々とお話しをしたり、笑い合ったりした事で、物凄く救われました。
また、考えて、作って、しぶとく生きていこうと思えました。
本当に感謝です。ありがとうございます。
そして、今日は、ご注文下さっていた商品を直接お渡し出来ました。
地元のお客さまがお越し下さるのは、正直、もっと先だろうなあと思っていたのですが。
ご縁のある方々からのお声掛けで、こうして、年末にお客さまをお迎え出来る事が出来ている事が、とても嬉しく、有り難い事だと感じます。
気に入って使って下さると嬉しいです。
良き相棒になりますように。
さて、今晩から、大晦日にかけて、大手術が必要な修理鞄2点の修理と向き合います。
長年、愛用下さった鞄たちは、ぼろぼろな箇所が有りつつも、貫禄が有って格好良い。
どうやって生き返らせるかなあと、眺めながら、ぶつくさ独り言を言っております。
ここは腕の見せどころ。気張ります。
一番冷え込みがきつかった朝、鯉の池が厚く凍っておりました。鯉に餌やれず。
あらゆる木々伐採後の裏庭。スッキリ。
来年からはゆっくりと低めに生え揃って貰いたい。
『Ippo ippo』さんにオーダーしていたサボ氏を誕生日におろしました。
真冬に愛用しているイランのおばあちゃんが編んだ暖か厚手靴下(この下に2枚靴下有り)を履いた上で履ける革靴が欲しい!という私の願望を叶えてくれる靴です。
かかと部分に少し立ち上がりが有るので、フィット感もばっちり!
ソールはミシュラン!ビバンダムがこっそり居ました。
今年は食べることが出来無いなあと思っておりました。
ごまめさん、ありがとう!今年のシュトレンも滋味深い味わいでした。
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