⚫︎ 樹の実リュックの製作風景
本日、「樹の実リュック」が出来上がりました。
定番型リュックですが、昨年入手した使いたい素材が有りましたので、早く形にしてみたかったのです。
本体素材は、極厚の日本製リネンヘリンボーン織インディゴ染め生地と、もちもち手触りのボックスカーフ革です。素材感が無茶苦茶良いのです。
このリュック、パーツが多く工程自体がとても多いので、無茶苦茶時間が掛かってしまう鞄です。今回は、生地の洗い工程から仕上がりまで、ちょこちょこと撮影をしていまして、後から写真だけ眺めていて面白かったので、製作工程をどうぞご覧下さいませ。
やり切った記念です。自己満足で失礼致します。
本日、出来上がったインディゴ染めリネンヘリンボーン織「樹の実リュック」です。
生地が極厚なので、やや重いですが、無茶苦茶良い雰囲気に仕上がってくれました。
自分で使ってみたい!

まずは、生地に洗いを掛け、糊を取ってしっかりと乾かした段階です。

本体生地を裁断していきます。とり都合の悪いパターンなので、生地目を間違わず慎重に。

裁断終わって、生地端にほつれ留め処理を行いました。

付属革パーツをカットして、磨き処理を行なった段階です。

フランス軍のデッドストックのテープ(恐らくリネンと綿混紡)をショルダーベルトに仕上げていきます。

ヘリ巻き革にステッチを入れました。

ヘリ巻き革の余分な部分を「いちきり」という道具でカットしていきます。

ショルダーベルト先に付属革を縫い付けます。

裏あて革を付けて、ショルダーベルト先を縫い付けていきます。

ショルダーベルトパーツが出来上がりました。

背中パーツにファスナーとポケットを縫い付けた段階です。

スラッシュポケット内に、キーリングパーツ付いてます。

片方はやや短めにキーリング。

内装側。自分で使用してみた結果、有ると良いなあーのポケットに修正してみました。
ナスカン金具位置も修正。この位置の方が、車のキーなどを取り出し易そうです。

本体胴パーツを組んでいってます。ふた端と各ポケット口元にはヘリ巻き革を。

ボタンとホック台パーツを付けて、徐々に組み上げます。

立体に組み上がる様に縫い上げます。はぎ目に沿って更にステッチで抑えます。

生地が擦り切れ無い為の帯革を下方に縫い付けます。

内装生地も立体に縫い上げて、ステッチではぎ目を抑えていきます。

内装と合体して、口元にヘリ巻き革、ハトメを付けていきます。

前胴と後胴を縫い合わせて立体に仕上げていきます。

縫い上げ、縫い代のテープ巻きの後、ひっくり返し。ハトメに軍モノロープを通して、付属革を取り付けます。

頭に真鍮製Dカンを手縫いで縫い付けます。

背中側はこんな感じ。

樹の実の種(ビー玉)を革パーツで絞り込みます。ラミー麻糸に蜜蝋を染み込ませた糸を使います。

革パーツが付きました!

ショルダーベルト先パーツを付けていきます。先ずは、手縫い。

更にアルミランス鋲で固定します。

Dカンにハンドル革パーツを取り付けて完成です!

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