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執筆者の写真atelier-yazd

⚫︎ 明けております

2024年がスタートして既に一週間経っております。

とてもおめでとうございますとは言えない世情ですが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。


年末は、地元のお客さま方がオーダー品のお受け取りにお越し下さったり、お買い物をして下さったりで、とても賑やかにして下さいました。皆さま、本当にありがとうございます。

とても嬉しい気持ちをよいこらしょと背負いながら、年末年始の三日間は実家にて過ごしておりました。

そんな中で起こった地震では、実家もかなり揺れまして、三重でこうならば、能登はかなり大変に違いないと思いつつ、重い気持ちで伊賀に戻ってradikoを聞いていたら、自衛隊機の事故のニュースが。聞いているだけで、これは本当に辛いと思っていたお正月です。


そんな最中に嬉しいご縁でお客さまがお越し下さいました。

うちの屋号が、かつて旅をして感銘を受けたイランの街の名前「ヤズド」から貰って付けているのは、お会いするお客さまにお伝えしている事なのですが。

初の海外旅行で、私自身が大好きになった国イランを少しでも知って頂ければという想いがそこには有ります。

そんなイランのガイド本「ペルシャ文化が彩る魅惑の国 イラン」を昨年秋に出版された杉森健一さんがお正月に工房までお越し下さったのです。


かつて行ったイランの旅で、偽装夫婦をしながらイラン国内を旅した東京の友人から、「イランの良いガイド本が出るよ!」と、夏に教えて貰っていたのがこの本でした。

私が持ってるガイド本は、何十年前の「地球の歩き方」だけですので、最近のイランを伝えてくれるガイド本はとても魅力的です。

作者の方は、かなりお若い方なのに、何度もイランに行かれていて、内容と写真がとても良いのだとの事で、こりゃ買わねば!と思っていた本でした。

そのガイド本を書かれた杉森健一さんが、こちらにご連絡を下さいました。

実は私と同郷の方で有るという驚きのご縁も有り、年末年始の帰省のタイミングで、伊賀の工房までお越し下さったのです。


杉森さんの作られたガイド本、本当にとても良いのです。

「イラン」という国を「中東のよく分からない国」「怖い国」と思っている日本の方は、正直、とても多いと思うのですが。そんな人々に向けて、イランが、観光しに行く国として、とても魅力的な国だという事を美しい写真と分かり易い文章で紹介してくれています。

イランの史跡や名所、文化や食、芸術や工芸品、イランの良い場所を良いカタチで沢山伝えたい!という気持ちがいっぱい詰まっていまして、本当にとっても分かり易いし、見ていて楽しいんです。

イランが大好きだという杉森さんの気持ちが溢れております。

イランを全く知らない方、イランに興味が無い方にこそ、ご覧頂きたい本です。


ページをめくる度に、「懐かしい!」「ここ見てない!」とかつての旅を鮮明に思い出させてくれると共に、またイランに行きたい!という気持ちを盛り立ててくれます。

色々と困っていた私に優しく接して下さったイランの街の人たちの事も思い出します。

最近、寝付きが悪い日々を送っているのですが、この本を寝る前に眺める事で、旅の妄想が膨らんでおります。心穏やかになれる本タイム。

落ち込んだ気持ちを戻して下さった杉森さま、ご一緒にお越し下さいましたお母さま、本当にありがとうございました。

家のお支払いを無事に終えて、お金を貯めてから一番に行きたい海外旅行は、イランです。


★杉本健一さんのインスタ→https://www.instagram.com/persianized_ken




ようやく気持ちが上がったタイミングで、昨日は、ブイーンと車を走らせて和歌山県田辺市のギャラリー「ユリイス」さんまで。

いつもお世話になり過ぎている澤口さん、あゆみさん、友渕さんの3人による和歌山の「チーム藍染(勝手に呼んでます)」の3人展の初日に伺ってまいりました。

車で和歌山に入るのは初めてでしたが、高速を出てからギャラリーさんに入っていく田辺の街並みは、古い街並みの中に、新しいお店も入っていて、とても情緒の有る素敵な場所でした。

すぐ側に南方熊楠の終の住まいと記念館「顕彰館」が有るのも、水木しげるの「猫楠」好き人間としては魅力的でございました。

チーム藍染のお三方は、いつもながらの朗らかな笑顔で、奇襲をかけてやって来た私の事も温かく迎えて下さいました。湯たんぽみたいな方々です。ありがとうございます。

ギャラリー「ユリイス」さんも素敵な空間で、澤口さんの藍染のお洋服、あゆみさんの手織りストール、友渕さんの裂織バッグが、白い壁にピッタリと合っていました。

新作のワンピース、可愛いくて素敵でした。

お三方のお顔を拝見出来て本当に良かったです。


★ギャラリーユリイスさんインスタ→https://www.instagram.com/yuriisu2019


★oritoiroさんインスタ→https://www.instagram.com/oritoiro


★niwakayamaさんインスタ→https://www.instagram.com/niwakayama


★studioayumqさんインスタ→https://www.instagram.com/studioayumq


★友渕さんインスタ→https://www.instagram.com/sorairo_tomobuti




本日は、里の新年集会が昼過ぎから開催されました。

コロナでずっと中止になっていたそうで、私は移住して初めての集会でした。

町長さんと各役員さん方の挨拶やら前年度の報告やらが有ったのですが、サラッと終わるかと思いきや、1時間半みっちりございました。

集会所に座布団敷いての正座は拷問でしたので、途中から体育座りをしておりました。

それでも腰がやられて、家に戻ってから作業机に座ったものの動けず。

とても真面目で真摯な集落だなあと改めて思います。

そういう面は一人暮らしの人間にとって、ありがたい事もあるのですが、来年は椅子を持参しようと思います。



明日は全国的にかなり冷え込むようです。

昨年の誕生日とクリスマスに、友人やお客さまから、とても温かな靴下をプレゼントで頂いたので、今年の防寒事情は随分と改善されております。

改めまして皆さま、本当にありがとうございました。


被災地の方々は、避難所の不便さに加えて、日本海側ですから、寒さもかなりの事になるかと思います。

ボランティアが出来るわけでもない私ですので、年末年始にお買い上げ頂いた売上の一部を被災地の緊急災害支援を行っている団体に募金しました。

救助と医療、避難所の衛生改善を行っている団体だそうです。

いつもは日本赤十字を選ぶのですが、作家の柳美里さんが、サイトをあげて下さっていたので、それを読んだ上で、先ずは救助と医療に力を入れて欲しくてそちらにしました。

被災された方々が少しでも温かな環境で寝る事が出来ますように。

救助や支援物資を運ぶ道の復旧が、早く進みますように。

万博に使うお金と物資と人を災害支援に全て回して欲しいです。

そして、裏金作ってた議員さんたち、災害寄付に全額まわすくらいの気概を見せんかい。


★災害支援団体HP→https://www.civic-force.org/index.html



「ペルシャ文化が彩る魅惑の国 イラン」杉森健一著 (イカロス出版)

イランの良さが分かる一冊です。毎晩、眺めています。


明けましての工房です。

今年は少しづつ手を入れてまいります。

製作しながら工房も開けておりますので、遠慮なくお越し下さい。寒いですが(汗)




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