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執筆者の写真atelier-yazd

● フロントポケットリュックのカラー変更について

先日のブログで少し書きましたが、定番で製作している「フロントポケットリュック」の素材カラーが変更となります。


口元や底、ショルダーベルトのヘリ巻きなどに使用していたポルトガル製ヌメ馬革のチョコ色の在庫が、遂に無くなりました。

革屋さんにお聞きしたところ、年内入荷、来年入荷も、チョコ色に関しては、約束出来ませんとの事でした。


元々、チョコ色は、私の個人的希望で発注して頂いていたカラーで、定番入荷の色では有りませんでした。凄く良い色なので、いつか定番になるかも!と思っていましたが、読みは甘かったです。


別の種類の革でチョコ色を探すか?とも思いましたが、このタンナーさんの、このヌメ馬革のややワイルド感のある表情と質感がとても良くて気に入っておりました。

そして、経年変化した時の表情がとても良い事を知っているので、やはり、この革はこの鞄には外せないという事で、定番入荷カラーの革色を使って、これまでとはまた違った表情が出る組み合わせにする事にしました。


色んなパターンを想定してみた結果、馬革は、黒色に決定しました。

黒は、チョコ色に比べて、どうしても色落ちが有るのがやや難点では有りますが、ご使用頂くうちに落ち着いて来ます。その点は、ご了承下さい。

馬革色箇所だけの変更で良かったのですが、折角なので、本体生地以外の部分もカラーを変えてみる事にしました。

詳細は下記の通りです。


★口元&底&ヘリ巻き  ポルトガル製ヌメ馬革チョコ色 → 黒色

★ハンドル&ショルダーパーツ革 日本製ピットヌメ牛革ナチュラル色 → 黒色

★ポケット   イギリス製オイルドコットン黒色 → カーキ色

★ファスナー  アサヒファスナー製Azip グリーン色 → 黒色


という感じです。

以前の組み合わせも大好きですが、今回の組み合わせも大好きです。

そうじゃなきゃ、作る意味がないってなもんです。

今後、チョコ色革の入荷が可能になった時には、勿論、以前の組み合わせバージョンも復活させて、2パターンでの展開をしていこうと思っています。


そして、ここで重ねてのお知らせですが、ハンドルやショルダーベルトで使用しているピットヌメ牛革の価格、その他革、表生地、内装生地、金具、ファスナー等々、全ての材料の価格が値上がりしております。

これまでは、在庫時の価格で維持してきたのですが、価格を上げさせて頂かざるを得なくなってきております。

その点をどうぞご理解下さいませ。



変更バージョンの「フロントポケットリュック」です。

黒の面積が増える分、ポケット生地のオイルドコットンをカーキ色にしてみました。

左が旧バージョンの組み合わせ(4年使用の初期サンプル)。右が新バージョンの組み合わせ。どっちも好きだ!

太陽光だと、カーキ色のグラデーションが活きて見えます。夕方の光なので、ちょっと緑色が強く出ていますが。

ちなみに上の写真は蛍光灯です。




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